✎2024年6月18日 ✍︎最終更新日 2024年6月18日
深爪のケアと自爪育成っと?深爪って治せるの?どうやってケアをしたらいいの?とお悩みの方に、ネイルサロンでできる深爪を緩和するケアとご自宅でできるケアについてお話ししたいと思います。
自爪育成と深爪ケア・・・誰でも縦長の綺麗な爪になるの?
インスタグラムなどでも、深爪さんでも綺麗な縦長の爪に!のような投稿を目にすることがありますよね。爪のピンクの部分をネイルベッド(爪床)と言いますが、深爪になっている方でしたらこの部分を伸ばしていくことで、深爪が緩和されて、深爪の時よりも爪が大きく、長く見えるようになります。
なので”爪が縦長に綺麗に”なるのは間違いじゃないんですが、実は生まれ持った骨格によって、爪の下にある骨の長さや形によって、爪の大きさや長さって決まっているのだそうです。
私も長年ジェルネイルをしていて、元々噛み癖もあって深爪だった自分の爪が、ネイルベッドも伸びて深爪にもならなくなりましたが、爪が大きく長くなった・・・と言うよりは、深爪が直ったと言う感じです。
深爪が直っているので、深爪の時より形も綺麗になっていますし、ネイルベッド自体の長さも、元の長さに戻っている。といった感じです。
ですので、みんなが綺麗な縦長の爪になると言うわけではなく、自分の生まれ持った骨格に合った、元の爪の長さや形にも戻るといった方が、イメージしやすいかな?と思います。
そのため、当サロンでは、”自爪育成”と言う名前でのメニューあえて作っておらず・・・
深爪を緩和させてること=爪を育てると思われる方も多いと思いますが、元の大きさに戻りはするけど、育って大きくなるというと語弊があるためです。
「自爪育成」という名前のメニューを特別設けていないだけで、深爪や自分の爪にコンプレックスを持っている方に、ジェルネイルやアクリルといった商材を用いて、緩和していくことはできます(いわゆる自爪育成ってやつですね)ので、お気軽にご相談くださいね。
サロンでの深爪の緩和、ケアってどうするの?
爪の状態にもよりますが、
- 甘皮のケアと爪の整形(ファイリング)のみで行う
- ジェルネイルでorアクリルスカルプチュアを乗せる
大きく分けるとこの2つの方法があります。ケアとファイリングだけで、となると噛み癖やむしり癖があったりすると、なかなか深爪から戻すのが大変です。
甘皮のケアをして形を整えて、折れにくい状態にして伸ばしていくことはジェルとアクリルも同じなのですが、どうしても強度が足りないと、伸ばす過程で折れたりかけたり、噛んでしまったりするので、そういった癖があるとい場合は、ジェルやアクリルを使って強度を持たせてあげたほうがいいですね。
また、深爪が範囲が大きく、指の先端のお肉が少し盛り上がっている場合や、もともとの爪の薄さや強度によって、何が適しているのかを考えながら、選んでいく感じになります。
基本は、フィルインという技法を使うところが多いです。フィルイン自体は当サロンできますし、自分の爪はフィルインが多いんですが、爪の使い方や、ライフスタイルによってはフィルインが適さない方もいらっしゃると思っているので、その辺りは要相談です💡
深爪だった部分が、元の爪の大きさ長さに達するまで、最初は2週間くらいを目安に状態を確認、付け替えを行ないなっていきます。通常、爪は10日で1mm程度伸びると言われているので、長くても3週間くらいで経過を観察していきたいところですね。
自宅でできることは?
自宅でのケアは、手の扱い方や保湿のケアなどを続けていくのが一般的です。
お仕事の手指を酷使する方ですと、難しいことも多いかと思いますが、1つ1つの動作をちょっと気にかけて見ていただくだけでも、変わってくるので、
- ダンボールは素手で開けない
- 缶のプルトップに爪を立てない
- 洗い物をするときはゴム手袋などする
- こまめな保湿
この辺りは、普通にネイルを楽しんでもらっている方にも共通して言えることですね。
こまめな保湿は、本当は手を洗う度にと言いたいところですが、難しい方も多いんですよね。できれば、朝晩必ずネイル用のオイルを使うなどして、保湿を心がけてほしいのと、メイクをするようであればスキンケアの流れの中で、化粧水や保湿などを爪の裏の部分までしてもらいたい感はあります。
自宅であれば、洗面台、手洗い場のハンドソープの横にハンドクリームを常備しておくとか出来たら理想的です。深爪の緩和を目指すのであれば、保湿成分だけでなく、爪を健やかに保ち保湿、保護できるようなネイル用のケア用品もお勧めしてますよ。
最初はジェルネイルやアクリルをつけている違和感があると思うので、生活に慣れなかったり、使用する商材との相性などもあるので、1度目ですぐに外れてしまったりすることも考えられます。
特に、
「すぐに取れてしまう=私はネイルは向いていない」
という風に考えてしまいがちですが、その時の爪の状態や手指の使い方、元々の爪の質によっては使用する商材を変えて変化を見ていくことも必要なので、1度でダメだと決めるのではなく、一緒に爪を綺麗にしていく方法を考えさせていただきたいなと思っています。
最後に
お伝えしたように、当サロンに専用のメニューはご用意していませんが、深爪の方や爪にコンプレックスがあって相談したいよと言う方も、ご利用いただけます!
爪に関する知識や理論、深爪の・自爪ケア(育成っていうとなんか違う気がして)に関しても、日々学んでいますので、ネイルやってみたいけど私の爪でサロンに行ってもいいのかな?と思っているかたも、よかったら相談してくださいね。
爪や爪周りの皮膚に怪我や疾患がある場合は、お客様のお身体が第一なので、まずは病院へ行っていただくのをお勧めする場合もございます。ネイリストは職能の範疇が案外狭いので、診断や診察、治療行為は一切できないんですね。
爪や皮膚の状態が健康になってから、ネイルを楽しんでもらえるように、施術をお断りさせていただくこともございますので、ご理解いただけましたら嬉しいです。
ちなみに、夫は元々整備士をしていたので、深爪だったんです。でも、整備士を辞めて、私がネイルを学び始めてから検定のモデルをしてもらうようになったことで、爪の形を整えて生活してもらっているうちに、深爪だった爪がなくなって、男の人にしては綺麗な爪をしています。
仕事柄ジェルネイルなどはできないので、爪に負担がかかりにくい長さと形に整えて生活してもらっていた夫曰く「人によって違うとは思うけど、自爪育成って特別なことじゃないと思う」とのことです笑
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