✎2020年4月15日 ✍︎最終更新日 2022年2月26日
ジェルネイルのオフに使用するリムーバーの特徴上、火気厳禁というのはサロンさんでも注意をされているところも多いのではと思いますが、ご自分でオフをされる場合も換気に加えて、火気厳禁、これもしっかり意識していただきたいと思います。
換気を必ずしてくださいね、というお話の中で出てきたリムーバーに含まれるアセトン。このアセトンは床付近に溜まりやすいだけでなく、引火性という特徴も持ち合わせています。
アセトンは引火性の液体で、引火点が低いため極めて引火しやすいという特徴があります。ネイルサロンで火気厳禁、禁煙になっているのはそういった理由ですね。
アセトンの特徴はというと・・・
- アセトンの引火点は-20℃程度と低く、揮発性が高く空気よりも重い
- 炎の他、静電気等でも引火する
- アセトンは液体に直接引火するのではなく、発生する蒸気に引火する
こういった点が挙げられます。
ですので、使用するときの換気や火気に注意をすること、使用後のアセトンの染み込んだコットンを廃棄する場合も、残ったアセトンは揮発していきますので、そのままゴミ箱に捨てるのではなく、蓋付きのゴミ箱や小さなゴミ袋を入れるなどしてください。ゴミに出すまでの間は、風通しの良い冷暗所で保管するのが望ましいですね。
あまったものに関しては、冷暗所に保管するか、使用しないので廃棄したいという場合は、自治体に廃棄の仕方を確認してください。アセトンなどの溶剤類は捨てる場合に廃油、廃溶剤というようなカテゴリーで産業廃棄物にあたります。
余ったから水道に流して捨てるとか、ティッシュペーパーに吸わせて捨てるなど、絶対にしないでください。
アセトンはビニールやプラスチックなどの樹脂は物によって溶かしてしまうことがありますので、長期間放置はしないでくださいね。あと、身の回りのものを変色させたち白濁させたりする可能性がありますので、扱いには十分に注意をしてください。
ちなみに、こういった引火しやすいものは航空危険物に指定されているものも多いので、お友達にリムーバー分けて送ってあげよう!と思っても、郵便局で受け付けてもらえないことが多いです。(過去に、アート用の商材を送りたくて、ネイル用品と書いたものを受け付けてもらえなかった事があるので、ネイル関係は全般的にそう思われているフシがある気がします・・・)
また、アセトンが付着した手でおにぎりを食べて口がしびれたやばかった!!という話を聞いたこともありますので、オフの最中に食べ物を食べたり作ったりするのもやめましょう。
アセトンは脱脂脱水の作用もあるので、オフの後はしっかり手を洗っていただいて保湿を心がけてくださいね。
引火の危険を考えると、オフの待ち時間だからと料理をするのももちろんだめですね。オフの最中にうっかりタバコを吸ってしまい、引火してしまった・・・そんな事故を起こさないためにも、火気厳禁、絶対禁煙でお願いします。
コメント